« リラックスプール | メイン | デザインする時間 »

2006年09月01日

アリーナ

文化施設(音楽ホール)や図書館、アリーナや小さなプールなどを包含した複合施設が99年に完成しました。
この中のアリーナは楕円形のドーム、壁は上方に向かって「バチ型」に開いています。さらにアリーナ全体が4度ほど傾斜している、特徴的な体育館です。大きさはバスケット公式コートが一面、長軸54m短軸42m。2階に観覧席はなく、ランニングトラックだけを持った、小規模なコミュニティー型アリーナです。




 
長期間の積雪荷重に耐えるためのドーム型の屋根、着雪を避けるため外側に傾いた外壁や窓を持った、小さいが非常に凝った形状。この難しいアリーナの構造設計は勿論川口衛先生。
雪の荷重に耐えながら、全体が均質に強度をもつ形になっています。先生は「ザル型の骨組み模型」を裏返してよく「ほら、強いだろ」と言います。ザル型を構成する鉄骨のフレームは多くの小さなパーツからできていて、それらを空中で組み立てながらビルトアップしました。形状も複雑なら、組み立ても高度な技術がいります。このような難工事を経て、いかにも軽々としたドームができあがっています。ランニングトラック(写真で緑色の床)上に並んだ36本の柱は、鉄骨のパーツ群でできた「ザル型」を押さえ込む「3本組のタガ(空調のダクトのまわり、一周している3本ワンセットのリング)」を支えています。この鉄のパイプ柱の直径は、わずか135ミリ!!なのです。



傾斜した外壁と緩やかなドーム形状。アリーナの夜景です。


投稿者 Shin : 2006年09月01日 15:00

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://www.archi-ship.com/cgi/mt/mt-tb.cgi/43

コメント

コメントしてください




保存しますか?